2013年7月14日日曜日

ハノイ3泊4日一人旅(2日目)、世界遺産ハロン湾クルーズ現地ツアーに挑戦


朝、8時半にマイクロバスが迎えにきた。
すでに他のホテルを回ってきたらしく、座席はほとんど埋まっている。
現地ツアーだけに、インド人、韓国人、台湾人、アメリカ人、日本人・・・
様々な国籍の人々が参加していた。

なんと、ハロン湾まで悪路を片道3時間半かかるらしい。
大型バスを想像していただけに、マイクロバスは少し、いや、やかなり辛い。
クオリティー高いちゅうのは、どこへいった?

お隣の席が、一人参加のフィリップ君という26歳英国人(現在はニュージーランド在住らしい)だったのが、せめてもの救い。
身長180cmはある彼が、長い足を目一杯折っている姿が、あまりにも切なすぎたので、
休憩所で席を変ることにした。
私が座っていた席は、足をのばせる空間があったので、とても喜んでくれたみたいだ。
日本のおじさん達が、若くて綺麗な女の子に優しいことが、よ〜くわかった気がした。

やっと港までつき船に乗り込む。
レトロな感じ〜〜〜〜。と言っておこう。



出港して、数十分するとランチタイムが始まった。
5人で1テーブルなので、私は韓国人の4人家族の中に一人放り込まれる。
入れられた側の家族も、家族だけで水入らずと思っていたところに、日本人女性がまぎれては、なんだか調子がくるってしまうに違いない。

一人旅のツアー参加なので仕方ないが、日本人同士でも知らないグループに一人で参加すると緊張するのに、ごはんを一緒に食べるって・・・。
初めての体験に少しドキドキしてしまうが、もう開き直るしかない!
「チョウム ペケッスムニダ! チャルプタッカムニダ!」(初めまして、よろしくお願いします)
とまずは挨拶してみる。
「ん?」
なんだか、緊張が少しほぐれてきた雰囲気。片言でも会話すると警戒心がほぐれるというのがあらためて認識できた。
20代の娘さんと息子さんとその両親で、初めての家族そろっての家族旅行らしい。
娘さんが英語が話せるので、私の英語の単語攻撃&ジェスチャー、柔軟に汲み取ってくれてご両親に説明してくれる。そもそも私レベルの会話であれば皆さん理解されているようだ。
ご両親は釜山に住んでいて、お姉さんと弟はソウルで仕事しているらしい。
弟は3ヶ月間フィリピンに英語留学していたので、本当はぺらぺらに英語がしゃべれるようになっているはずだったとか、
本当はヨーロッパに行きたかったけど、みんなのスケジュールが揃わず、近いベトナムを選んだとか・・・
気がついたら、楽しく食事しながら打ち解けるていた。
ご両親に、「優しい子供さん達で幸せですね!」といったら、もの凄く嬉しそうだったのが印象に残っている。
食事の後も、この韓国人家族には優しくして頂いた。
本当にありがとうございました。




ハロン湾は、さまざまな奇岩が海に突き出した風景が、中国の桂林に似ていて、「海の桂林」とも呼ばれているとのこと。
桂林には行った事はないが、雄大な景色に感動する。

ハロン湾ツアーの中に組み込まれているカヤック乗り場に到着。


二人乗りのカヤックで洞窟へ向かう人達


韓国人家族の乗ったボート!パシャリ!



ボートの乗船チケットの写真になっている夫婦岩?


ツアー観光のもうひとつの名所、「ティエンクン洞窟 Thien Cung cave」へ。
極彩色のライトアップに違和感を感じるのは私だけだろうか?





自然光が差し込んでいる場所。私にはこちらの方が美しいと感じるのだが・・・



ハロン湾めぐりも終わり、帰りのマイクロに乗り込む。
最初の席はチェンジされ、私は台湾人のおじいさんの隣の席へすわる。
後部座席のタイヤの上の席だったので、まるで体育座りに近い姿勢。辛すぎる!
これで3時間半も!考えるだけど気絶しそうになる。

あまり考えないようにと、台湾人のおじいちゃん(70歳くらい)の話を聞いていると、台湾の観光名所などを写真をみせながら教えてくれるので、フムフムと相づちをうちながら聞く。
続いて孫の写真、家族の写真・・・。
スマホを自在に操りながら、これでもか!これでもか!というほど写真を見せる。
と、突然・・・
女の裸が!
私は、明らかに二度見したと思う。
さすがにおじいちゃん動揺もせずに
おじいちゃん:「グラビアの写真だ。若くて綺麗だろ!」
とさらりと言う。
私:「そうですね!綺麗ですね!」
内心は、「ぎゃ〜ぁぁぁぁ!このエロじい!何考えてんねん!(なぜか関西弁)」
もう寝るしかない。(笑)

さて、帰りの休憩所でまたもやハプニングがおきた。
先に戻った人が勝手に席を変っていたらしく、押し出された感じで他の人も移動して、結局自分の席が無くなっていた。

フィリップが先に入り口の席に座っていたので、席がなく戸惑っている私を見かねて、隣空いているからと言ってくれたので、横に座らせてもらった。内心、おじいちゃんの横から離れられるとホットしたのだが・・・。

この席は、インド人二人組の席だったかも?と嫌な予感。
まあ、その戻って来て変れば良いか!と軽い気持ちで着席する。

数分後、最後にインド人おじさんの2人組が戻って来た。席が替わっていることにすぐに気付き、ガイド達にクレームを言っている。ガイドさんが自分の席と変るから言うが、怒りが治まらないらしく、そんな事を言ってるんじゃない!と怒り始めた。

行きのバスは同じ席だったのに、帰りは何故チェンジするんだ!おかしいじゃないか!
と抗議しているようだ!
ごもっともな話である。

ちょっとバスの中が氷ついたが、私も弁解もすることもできず。言われるがまま。
結果的に補助席と後方の席に別れて座ったのだが・・・

船上では、親しく話しかけてくれた人だっただけに、本当に申し訳なかった。
最終的に私は、マナー違反の日本人になってしまったのかもしれない。
それだけが、本当に残念だった。

過程はどうであれ、結果的に嫌な想いをさせてしまった。

最初に席移った人!こら!マナー違反でしょ! ← 誰かわからないが、インド人に怒られた私も、誰かを叱りたい気分だぁ。

マイペーンラーイ! あ!ベトナムだった。(笑)







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