2014年6月2日月曜日

空色と桃色(サンプル燃焼テストレポートNo.1)

モニターテスト用に作っているキャンドルの中央をくりぬいたクズを溶かしたもので作った「空色と桃色」の7cm半球「りぼんキャンドル」・・・。

火を灯す前は・・・
なんだかミスマッチな感じ
微妙すぎる!

carving candle


火をともして5分後・・・
真上から撮影では、下の桃色の部分には光が届かず、空色の陰影のみ。
これはこれでいけてるかな?
carving candle


中央部分の彫りが消えてしまいました・・・。(10分経過)


更に中央部分がどんどん溶けてしまい、直径4cm程度にロウだまりが広がってきました。1時間20分経過)
写真でははっきり写っていませんが、肉眼でみると2層目の桃色にもうっすらと光が入っています。


2時間30分経過した頃、側面部分からロウが垂れてきてしまいました。
2層目の桃色も綺麗に見え始めた頃だったのに。。。
少し残念。

キャンドルを日常よく使われる人達にとっては、この「ロウだれ」というものは見慣れた光景の一部で、このロウだれがどんなかたちになるのか、それを眺めて楽しむこともキャンドルを灯す喜びのひとつなのですが・・・。
あまりキャンドルに火を灯されたことがない人がみたら・・・、ちょっと残念に思うのではないでしょうか?

下の写真は、見えやすいように明かりをつけて撮影したのですが、せっかく綺麗に彫ったのに、こんなことになっちゃったらちょっと悲しいですよね・・・。
しかもピンぼけ・・・(笑)



かたち自体は、上の写真と同じ状態で、3時間経過しました・・・。
ろうダレはしたけど、2層目の桃色の彫りの陰影は綺麗にでてきました。

個人差もあると思いますが・・・
私はこの溶けかけたキャンドルの雰囲気がとても好きです。
キャンドルは火を灯した瞬間から常に違う表情をみせてくれます。

火を灯すと、想像していた色との違いにまず驚かされ、
溶けて火が中のほうに下に落ちてくると、
陰影の現われ方が変ってきます。

しかも自分で彫ると・・・楽しみは倍増です。(笑)
今までは、果物や石けんに彫っていたので、ある程度みたままの印象でしたが、
キャンドルは内側から光がもれて輝くので、自分で彫っていても、全く別の人が彫ったのではないかと感じるほど、彫った時の印象と違います。それが新鮮でもあります。
火を灯した時の陰影を想像しながら彫るのは、また別の楽しさがあるのです。


carving candle

4時間40分後。まだ火は灯ったままです。ろうダレしてから更に2時間以上、楽しむことができました。
キャンドルの中央部分の座金(ロウソク芯を固定する為の金具)の周りのロウが熱で溶けて透明になっています。
芯は座金で固定されているため、倒れて消えることはありませんが、キャンドル皿が熱で熱くなりますので、座金の周りが透明になったら消火の目安です。



キャンドルの火を消すときは、芯を割り箸や竹串でつまんで、溶けたロウのなかに入れて消すと、ロウソクを消したときの独特のイヤな匂いが気になりません。
後でまだキャンドルをつかう場合は、芯をもう一度ロウだまりから引き出して、芯をだしてください。

キャンドルの彫り方にもよりますが、「りぼんワックス」のみで作ったキャンドルは、4時間近く楽しむことができました!
以上、燃焼テストレポートでございました。


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