正直、長距離バスの移動は苦手というか、嫌いだ。できれば、空路で短時間で移動したい派である。
ただ、今回はあえてバスに乗っていくという選択をしてみた。他人から決められたりすると、我慢できないくらい苦痛だが、自分で選択すると、苦痛で無くなるのは何故だろう?
思いもかけず、爆睡できた事は大きいかもしれない。(笑)
ウボンラチャタニで、今から何をするか、バスターミナルの食堂にて、Nさんと作戦会議をする。(そういえばキャンドルショップに行く意外、何も予定を考えていない。)
バスターミナルから市街地までは少し離れているらしく、移動はバスかタクシーか小型トラックの荷台を改装した乗り合いトラックソンテウ。
当初は、タクシーに乗る予定だったが、近くにソンテウが停まっていたので、とりあえず市街地に行きたい旨Nさんが声をかけたが、運転手が外人さんお断りモード全開らしく、
拒否されてしまった。(悲)
別のソンテウに声をかける。みんな知っている「トゥン・シー・ムアン公園」に行きたいときいてみることにした。すると「乗れっ」て言っているようだ。
ありがたや!ありがたや!
荷台にはすでに複数の客が乗っている。
変な外国人が乗って来たかも?一瞬緊張が走るが、
「サワッディーカー」まずは笑顔で挨拶すると、基本みんな優しく笑顔で返してくれる。
周りに
「トゥン・シー・ムアン公園」に行きたいと伝えると、まずは発音が違うらしくわかってくれない人が多い。そこでノートにタイ語で書いてもらう。次からは、そのノートを見せると、すぐにわかってくれる。
現地の見ず知らずの人達から書いてもらった地名やその人たちの名前など、ちょっとづつ増えていくのも、また楽しいものだ。
ソンテウにのって5分くらいたったところで停まり、別のソンテウに乗り換えろとの指示が・・・ある。えっ?なんで?
いぶかしげに料金を払おうとすると、いらないから別のソンテウにのって行くようにといわれる。???別のソンテウの運転手に「トゥン・シー・ムアン公園」にこの観光客をのせて行くように言っているようだ。
とりあえず、乗り換え、「トゥン・シー・ムアン公園」になったら教えてね!と新しく乗ってくる客に伝える。(笑)
10分以上経った頃に、あれ?さっきのバスターミナルじゃない?振り出しに戻ってきたようだ!えっ〜〜〜〜〜〜〜!
たぶん路線が逆方向だったのだ!だから、今からが本番ってとこだよね!きっと!(勝手にそう信じる。)
まあ、わからないのでそのまま乗り続けることにした。
すると、バスターミナルから15〜20分程度で「トゥン・シー・ムアン公園」に到着。
路線ソンテウの為、ある意味市街地や住宅地の一部を通ってきた。そういう意味では、ちょっと遠回りではあったが、楽しかった。
ドラゴン?が人を食べてる?助けて〜〜〜 |
一旦、公園をでて歩道を歩いていると、後ろからクラクションが何度もなっている。
振り返ると、バスターミナルからソンテウに乗せてくれた、あのおじさん(お兄さん)だ!他のソンテウの運転手さんにトンシームアン公園まで乗せていって!と話をつけてくれた。しかも、お金を渡そうとしても、次に乗るソンテウに払うようにと受け取ってくれない。
路線ソンテウでこの道を通っているとはいえ、1時間半ちかくたっての再会に感激してしまった。
素敵な笑顔を、パシャリ!
あとで見返すとどこかで見た事があるような・・・舛添さんか?(笑)
バンコクの一部のタクシーなどでは、観光客にかなり高額の料金を払うように迫る場面があるとよく聞くが・・・
親切な運転手さんも、たくさんいるんだなあ〜と改めて感じた。
ウボンラチャタニターミナルで最初に乗ったソンテウのおじさん(お兄さん?) |
公園内にある寺院で線香、ロウソク、お花を買ってお参りする。 |
そうそう、この近所にタイ政府観光庁(TAT)ウボンラチャタニ事務所があり、まずはそこに行きたかったのだった。売店で場所を聞くが、わからないらしく、おじいさんも困った表情だ。
「どうしましたか?日本人ですか?」声をかけてくれる青年が現れた。
TATに行きたいというと、地図を回しながら一生懸命方向を確認してくれていたが、やはりわからなかったらしく、寺院の方へ向かっているウボンラチャタニ在住の友人を呼び戻す。
すると、すぐにTATの場所を教えてくれた。
最初に声をかけてくれた青年は、タイのデンソー勤務のタイ人だった。
不思議とタイのみなさんに助けられてどうにかTATにたどり着いた。
そこでは、ウボンラチャタニの市街地の地図と、近郊の観光名所などが掲載された地図が貰えるので、もし、ウボンに行かれた時は、立ち寄る事をおすすめしたい。
美人のお姉さんから丁寧に教えてもらえますよ〜。(笑)
次は、今日の宿泊先探しだ。
TATで、数件ホテルを案内してもらい、少し回ってみることにした。
とりあえず、一番近いホテルへ向かう。道を挟んだ50mほど先に「The Ratchathani Hotel」
を見学させてもらう。
部屋は古く、最初戸惑ったが、ツインの部屋で一泊400B程度だ。1200円程度なので、
一人ずつ部屋をとることにした。荷物もあったので、そのままチェックインできるのはありがたい。
受付で、午後から約45kmは慣れた、DETUDOMデットウドムにある「 Mutita Candle のShowRoom 」へ行く相談をしたら、タクシーで行くように勧められた。チャーター料金700THB(約2100円)、これで安心!
さて、チャーターした車が到着!
お・おじいちゃんだ〜(少しだけ涙)
若くてハンサムな運転手さんを期待していたわけではないが・・・(笑)
Mutita Candleへ行きたいというと、「わかったわかった」と車をスタートさせた。
え〜そんなに有名なんだ!やっぱり凄い!と心の中でつぶやいてみる。
1時間後、デットウドムに着いたら、地図をみせて欲しいと言われ、ネットでとってきた写真をみせるが、どこかわからないようだ・・・。
えっつ?わからないって・・・おじいちゃ〜ん!そりゃないよ〜。
しばらく走って、デットウドムの警察署へたどり着く。
どうやら場所を尋ねるようだ。
ある意味それは正しい選択だ。警察内にはいると、おじいちゃんがいろいろ説明して、英語が話せる警察官?にバトンタッチ。Mutita Candleへ行きたい旨をつたえると、いきなり電話をし始めた。どうもお店の人と「日本人が来てるから、云々。。。」
なんだか解決したみたいなので、おじいちゃんと駐車場へ向かう。
そこに、スポーツバイクに乗った女性が現れた。???
何が?一体どうしたのか?
どうも、バイクの女性がMutita Candleまで案内してくれるらしい。
意外な展開に驚きつつ、何だか色々な人達に助けられているという実感がこみ上げて、ちょっとだけ泣きそうになる自分がいた。
Mutita Candle
2009年のタイ旅行の時、スワナプーン空港で目にしたキャンドルがずっと忘れられずにいた。どこのキャンドルだろう?と探していたが、タイにカービング修行に行く機会があり、再度ネットで様々なキーワードで探していたら、たまたま「ブーケキャンドル」で検索した画像の中に、それに似たキャンドルを見つけ、
それがMutita Candleで作られていた事がわかった。
拠点がウボンラチャタニにある事を知り、Mutita Candle のWebsite も判明。
お店の代表のChalidaさんが、Mutita Candleに込めた想いや、地域を活性化させるための活動を知り、ますますその場所へ足を運びたいという想いは募っていく・・・。
バンコクに来てからもずっとずっと行きたいと思っていた。
そうして今、DETUDOM(デットウドム)Mutita Candleのにいるのは、ちょっと不思議な気がする。
Chalidaさんへ、Mutita Candle Show Roomを訪問したい旨のメールを念のため一昨日送っていたが、この時点では返事がなかったので、メールは読まれていないと判断。本人も勿論いなかった。
それだけが、ちょっと残念だったが、お店の人が、快く工場の方の見学も許可してくれた。お店に隣接されたオープンスペースになっているので自由にキャンドル作りを見学することができるようだ。
Mutita Candle Show Room |
蓮の花のキャンドル、下の蓮の葉は直径20cmくらい |
優しい色使いのフラワーボール |
ブッタとお花、台の切り株もキャンドル |
やっぱりバラは綺麗だな〜 |
絶妙な色使いが素敵 海をイメージしたキャンドルも色々な青で表現されています。 |
フルーツ?と勘違いしてしまいそうなキュートな色使い。 |
皆さん楽しくキャンドルづくり、白いバラ製作中 |
お店に隣接している小さな工場では、直径10〜15cmサイズのバラが並べられていた。 |
自分へのお土産もGet!
大満足!
ホテルに戻り近くのムー川へ散歩にでる。
お世話になったウボンラチャタニの皆さん、そしてMutita Candle のスタッフの皆さん、どうもありがとうございました。
そして、背中を押してくれたNさん、どうもありがとう!
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